「作家と一日」

2015
木楽舎
ポルトガルのビーチでパトカーに乗り、新宿ゴールデン街でへヴィメタバンドと意気投合し、仕事場で猫と戯れる……。
旅先で感じるふとしたこと、切り取った風景、出会った誰かとの大切なひととき、毎日の暮らしの中で起きるちょっとした奇跡と、心の揺らぎ......。
作家・吉田修一が、些細だけれど大切な“一日"を綴ります。 ANAグループ機内誌『翼の王国』の人気連載「空の冒険」から、映画『パレード』の舞台化秘話を含む全24篇を収録!
担当編集者「ここだけの話」
ジャンルにとらわれずに次々と話題作を発表し続ける吉田修一さん。この作家はいったいどんな人なんだろう? ……そう思ったことのある読者の方々も多いはず。この『作家と一日』は、素顔の吉田さんを覗けるエッセイ集です。何気ない日常や旅先での風景を切り取ったエッセイの数々に、くすっと笑わされたり、どこかに旅したくなったり、そしてじんわりと感動が押し寄せたり……読むたびに、さすが、と唸らされます。熟考の末に付けていただいた、『作家と一日』というタイトル。いつもの“一日”がとても大切でかけがえのないものなのだということに、改めて気づかせていただきました。気に入りのタイトルです!(木楽舎 M)

(木楽舎 M)

作家と一日

吉田 修一
定価:本体500円+税
集英社文庫

作家と一日

吉田 修一  
木楽舎