あの空の下で

2008
木楽舎
ANAグループの機内誌『翼の王国』での連載が1冊に。『男と女』や『恋する惑星』、『東京画』など、映画のタイトルがついたショートストーリーと、著者の旅先での出来事を綴ったエッセイ『旅、たびたび』で構成されている。機内での夫婦の何気ない会話、どんな言葉よりも励まされた他人宛の手紙、11も年下の彼との香港旅行。小説になる日常は誰にでもあるのかも知れないと思わせてくれる、ドラマチックではない、しかし長い余韻のあるドラマが収められている。
「読み切り連載短編小説」という斬新なスタイルで始まった月1回の連載。毎回、時間と字数が限られているとは微塵も感じさせない仕上がりで、手許に届いた原稿を読み始める瞬間から、作品への期待でワクワクしていました。書籍化によって「読み切り」だった作品と作品の間に一種の関係性が生まれ、さらに深い余韻を漂わせています。ままならない現実の中で悩みながらも、光に向かって進む登場人物たちの思いが心に響いてきます。

(木楽舎 I)

『あの空の下で』

吉田 修一  
定価:450円(税込)
集英社文庫

『あの空の下で』
[単行本]

吉田 修一  
定価:1,260円(税込)
木楽舎
TW

『那片藍天下』

吉田 修一  
麥田
books.com.tw
KR

『지금 당신은 어디에 있나요』

요시다 슈이치  
은행나무
kyobobook.co.kr