7月24日通り

2004
新潮社
生まれも育ちも、そして勤めも長崎のOL。地元から一歩も出たことない彼女の見ている景色は、九州の西に位置する街ではなく、世界の西の端にあるリスボンだった。自身が暮らす街を、ポルトガルの首都・リスボンになぞらえながら暮らす女性。今も恋心を抱く高校時代の憧れの人へ、思いが成就したかにみえたのだが、彼の過去のGFの姿がちらつき始める。一方で自慢の弟にもオンナの影が…。平凡な女性が、生まれて初めてする“恋”という冒険を、ポルトガルの景色だけでなく、かの地で生まれた詩もモチーフにしながら進む恋物語。
『東京湾景』がフジテレビでドラマになることが決まって(後になって分かることですが、このドラマ化っていうのが、まぁ、くせ者だったんですけど ry…)、「ドラマ放映に合わせて、『東京湾景』とともに新しい作品を書店に並べたい!!」と我が儘を言って、忙しい中、書いて頂いたラブストーリーです。10の小見出しがついているんですが、なんだか連載中に読んでいると、この小見出しがさっぱり内容に合っていない。「はて、なんだかミスマッチ」と訝しんでいたら、ラスト近くに膝を打つ仕掛けが! 「吉田修一、天才!」と本気で感動しました。

(新潮社 G)



『7月24日通り』

吉田 修一  
定価:420円(税込)
新潮文庫

『7月24日通り』
 [単行本]

吉田 修一  
定価:1,365円(税込)
新潮社
TW

『7月24日大道』

吉田 修一  
麥田
books.com.tw
KR

『7월24일 거리』

요시다 슈이치
재인
kyobobook.co.kr